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執筆者の写真Waseda ICC

「LA在住メイクアップアーティスト×僧侶×LGBTQ」企画者レポート

更新日:2022年2月8日

このイベントを企画した背景には、私がICCの学生スタッフになったことが大きく影響しています。1年前にICCに入った当初は、ダイバーシティをあまり理解しておらず、深く考えていませんでした。しかし、学生スタッフとして働いていく中で、たくさんの人と出会い、また、ICCのイベント運営に関わることで多くの経験を得ました。そうしていくうちに、誰しもが生きやすい、尊重される社会のあり方とは何か考えるようになり、その中から着想したのが今回のイベントでした。

私は元々メイクに興味があり、インスタグラムで講演者の西村宏堂氏を知っていました。また、資生堂が2015年に作成した「メイクの秘密」という動画を見てからは、見た目によって、女性、男性とカテゴライズしている自分がいることに気づき、人間の頭は先入観でいっぱいだと感じました。そのようなきっかけから自分の好きなメイクと、もっと知りたいと感じたジェンダーについてのイベントを企画することにし、候補として真っ先に浮かんだのが西村宏堂氏でした。

西村様のご講演では、幼少期の頃のお話からはじまり、友達にカミングアウトをしたときの思いや、留学をしたことでの刺激、ミスユニバースであったムスリムのモデルの宗教的背景に関するお話など、西村様のバックグラウンドが多様性に溢れ、お話も多岐に渡り、学びの多いものでした。西村様の柔らかい口調からお人柄が垣間見え、会場は終始穏やかな雰囲気に包まれました。また、お話を聴いて私が思ったことは、「自分が自分らしく生きる」ことは時に難しく、しかし「自分を自分で誇れるとき」人は輝いて生きられるということでした。私も世の中にはいろいろな物の見方があることは理解していますが、どのような考え方が真に正しいのかは、やっぱりわかりません。でも、自分が自分らしく生き、世界にはたくさんの個性があることを知り、優しさを持ちながら生きることが大切だと感じることができました。

昨年から早稲田大学では「ICC」「GSセンター」「障がい学生支援室」が一緒になって、スチューデントダイバーシティセンターとしての活動を開始しました。大学や社会一般として、”ダイバーシティ”という言葉が普及する中で、言葉だけでなく、社会の考え方として、知識を増やしていかなければならないと感じます。私自身もたくさんの人と関わり、個性を知り、学んでいきたいです。 イベント当日は、本当に多くの方にご来場いただき、誠にありがとうございました^ ^


K.H. (Student Staff Leader)

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