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Yuki

今だからこそ考えるべき「海外留学の意義」

更新日:2022年9月30日

皆さんこんにちは!ICC学生スタッフリーダー2年目のYuki です!


今回のブログではいきなりですがICCらしさ全開で海外志向、異文化交流に関するテーマで、留学について書いていきたいと思います!

皆さんは「留学」と聞いてどのような印象を描きますか?

・海外の方・学生との出会い

・ホームステイ

・英語をはじめとした外国語

・観光地巡り

・(大変そうな?)授業やディスカッション

ただ、総じて共通するポイントとしては、

・日本では得られない何かを得るチャンス

でしょう。

早稲田大学は日本の大学の中でもトップクラスの交換留学提携校の多さ、そして学生の派遣・受け入れ数も多いことで知られています。国際教養学部はほぼ全員が長期留学を経験しますし、他学部・研究科の学生でも留学して少しでも異文化に触れたい、自己成長につなげたい方もいることと思います。

「留学」に行けない苦悩

しかし、2020年…悲劇が起きます。


そう、ご存じの通り、新型コロナウイルスの蔓延です。コロナ禍で多くのことが犠牲になりました。多くの命、多くの機会、多くのつながり… 早稲田大学でも昨年は授業がほぼすべてオンラインとなり、学生、教職員同士のつながりや、旅行、レクをする機会が一気に失われました。

私は昨年の春、早稲田に入学して想像しているがままの大学生活をおくろう!と意気込んでいた矢先に自宅に閉じ込められ、頼るのはスマホ、パソコン、そこに映るオンライン上の早大生、地元の友達くらいでした。かなり落ち込んでいたことは今でも覚えています…。

そして何より、(私が個人的に考える)最大の機会損失、それが

海外留学が出来なくなってしまったことです(もちろん海外旅行も)。

最近はオンライン留学という選択肢もあり、それで勉学の機会は手に入りますが、それでも私は現地に行き、様々な経験をすることこそに留学の意義を感じます。

日本から飛び出して新たな国、新たな環境で挑戦する機会はとても貴重な機会であると思います。

今回はコロナ禍の時期であるからこそ、この件を私の体験も踏まえながら深掘っていきます。

「画像では知っている」地に赴くことでわかること

私は高校生の時、異文化交流のプログラムに参加し、アメリカに3週間いました。そこでは様々な観光地、公的機関などの訪問(ツアー)やホームステイ、文化の共有やルームメイトとの生活を経験しました。まずはツアーについて。


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こちらの写真はワシントンD.C.を訪れた際に撮ったものです。特に上の写真はキング牧師がワシントン行進の際に「I have a dream~」の演説をした場で有名かと思われます。「ここにキング牧師は立っていたのかぁ」と感じながらシャッターボタンを押したことを鮮明に覚えています(笑)

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ここはブルックリンブリッジです。写真では見たことあるけどまだ渡ったことのない方が多いのではないのでしょうか。実際に渡ってみて、とても景色がきれいでした!

しかしそれだけではなく、私はここで現地の方と実際に会話できたことがこの日を価値あるものにしたと感じています。英語は以前から学んではいたのですが、ネイティブが話す英語のスピード感を体感し、最初は驚きを隠せずにいました。また、ネイティブとのやり取りの中で、

Yeah it's actually my very first time to visit this place so I'm on cloud nine!

 (ここに来るのははじめてなんだ、だからすごく幸せだよ!)

相手もブリッジをはじめて渡っていたのでしょう。そしてこのセリフです。


皆さん、on cloud nineという表現を知っていますか?私は当初、この表現の訳も知らず「え?私は9つの雲??どーゆーこと?」なんて一人で考え込んでいました(笑)。日本の英語教育では普段決して出会うことのない表現にふと出会えるのも、現地で人々とコミュニケーションをとっていたからですね。


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ここは皆さんご存じですか?この像はご覧になったことありますか?そう、国際連合本部です。国連の情報はインターネット上で手に入る場合が多いですが、情報が多すぎて何をつかんだらいいかがわからなくなってしまっていました。現地に行って私は国連のスタッフに自分自身で考えた疑問点をぶつけては丁寧にわかりやすく教えていただきました。国連で働くことも視野に入れている私にとってこの機会はかなり貴重でした。

また、当時は国連内でSDGsのロゴが張り出されていました。「なんだこのカラフルなロゴは…!」とまだSDGsのことを全然知らなかった私は感じていましたが、これが私とSDGsの出会いでもありました。今では早稲田大学に入り、外部の課外活動でSDGs関連の社会課題解決プロジェクトを進めています。アメリカでの経験がなかったらSDGsに興味もわかなかったと思うので、かなり運命的な出来事だったなと…。

異文化交流×対面で得られる効果

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この写真は同じく私がアメリカで経験した「Japanese culture festival」の集合写真です。このフェスティバルでは日本の高校生がアメリカの学生に、着物、茶道、書道、生け花、日本料理など様々な日本伝統文化を伝えました。ICCでも似たようなイベントが開催されますので、ぜひ参加してみてください!(ここでまさかの宣伝)


私は茶道担当でした。当時は対面で開催できたので、アメリカの学生に実際にお茶の作法を体験してもらうブースを設け、日本のお茶を飲んで味わってもらいました。ここで得られる効果としては:


・相手の感情、仕草を確認できる点

・文化を共に楽しむことで生まれる喜びや絆を感じ取れる点


がありました。コロナ禍でなかなか対面のイベントが行われず、オンライン上での交流は出来るのに「実感」が薄れてしまっていると思います。この実感が異文化交流において大切な要素なのではと今でも思います。


まとめ


(現地)留学の意義

①日本ではなかなか得られない「生の知識・情報」を得ること

②人との交流で生まれる感情を味わう経験を得ること


これが私の最初のICCブログ投稿ということで、至らない点もあるかと思います。「何当たり前のことをつらつらと書き起こしているんだ」というツッコみは置いといて、最近は日常にあった「実感」が薄れてしまっていると思います。何が言いたいかというと、私はICCスタッフとしてコロナ禍を決して言い訳にすることなく、イベントがオンラインであっても対面で出来るとしても、交流の中で得られる感情や価値ある体験を参加者に提供することを絶対に忘れずに活動していきます!


Yuki (学生スタッフリーダー)

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